余白 エモさは、段取りでつくれる。
別れ方

駅まで送らない、という選択

解散のとき駅まで一緒に歩くと、たいてい会話が余ります。店の前で終わらせる設計の話。

設計メモ
場面初回所要解散時の3分予算0円難易度やさしい

ねらい良かった状態のまま終わらせる

店を出て、駅まで一緒に歩く。
親切だと思ってやっていたんですが、あれで何回か失敗しています。

店を出た時点で、話はだいたい一区切りついています。
そこから駅まで七、八分歩くと、その分の会話を新しく作らないといけない。

疲れているところに、もう一段。

余った時間に起きること

歩きながらだと、目も合わないし、声も届きにくい。
そこで話す話題は、たいてい薄いものになります。

天気の話とか、店の感想の二周目とか。

そしてその薄い会話が、その日の最後の記憶になります。

店の中がいちばん良かったのに、思い出すのは駅までの微妙な数分。
これはもったいないと思うようになりました。

店の前で終わらせる

今は、店を出たところで一度ちゃんと終わらせています。

「今日はありがとうございました。楽しかったです」

これを、まだ一緒に歩き出す前に言う。

そのうえで方向が同じなら一緒に歩きますが、
そのときはもう「終わったあとのおまけの時間」になっているので、
無理に会話を作らなくてよくなります。

順番を変えただけです。
歩いてから別れの挨拶をするか、挨拶をしてから歩くか。

送った方がいい場合

夜が遅い、道が暗い、相手が土地勘のない場所。
このあたりは普通に送ります。

安全は設計より優先です。

このときも、店の前で一度お礼だけ言っておくと、
駅までの時間が「送っている時間」になって、会話を作る義務がなくなります。

次につなぐ一言

もし次を作りたいなら、別れ際ではなく店を出る少し前に出しています。

「そういえば、さっき話してた店、今度行きませんか」

別れ際に言うと、その場で答えを出させることになります。
少し前に出しておけば、相手は帰りながら考えられる。

返事をその場で求めないのは、余白の話だと思っています。

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