初回に、二軒目を作らない
長くいるほど仲良くなる、というのは初回にかぎってはあまり当たらないようです。九十分で切る設計の話。
設計メモ
場面初回所要90分(延長しない)予算3,000〜4,000円難易度やさしい
ねらい「もう少し話したかった」を残す
初回に三時間半一緒にいた回と、九十分で切った回を並べてみたことがあります。
二回目につながったのは、短かった方でした。
n=11なので、これで何かが言えるとは思っていません。
ただ、長くいた回の後半に何が起きていたかを思い出すと、だいたい同じでした。
後半に起きていたこと
九十分を過ぎたあたりから、話題がはっきり薄くなります。
前半で出した話が一周して、二周目に入る。
お互い少し疲れていて、けれど「まだ帰る雰囲気でもないな」と思っている。
その状態で一時間ねばると、最後の印象がその一時間になります。
いちばん良かった時間ではなく、いちばん間延びした時間で終わる。
これが、たぶんいちばんもったいない。
九十分で切ると何が起きるか
「あ、もうこんな時間ですね」
これを、まだ話せる状態のときに言います。
そうすると、相手の中に「もう少し話したかった」が残ります。
これは駆け引きではなくて、単にピークで終わらせているだけです。
音楽でも映画でも、良かったものほど「もう一回」と思うのは、
足りないところで終わっているからだと思っています。
実際の組み立て
- 予約を入れる。入店から九十分後に、次の予定はないが「切る目安」を自分の中に置く
- 一軒目は三千円台で収まる店にする(金額の話をその場に持ち込まないため)
- 八十分あたりで、飲み物を追加しない
- 九十分で「そろそろ出ましょうか」と、こちらから言う
四つ目が大事で、相手に言わせない。
「そろそろ帰りますか」を相手に言わせると、断られた形になってしまいます。
例外
相手が明らかにもっと話したそうなときは、延ばします。
そこは決めておいたことより、目の前の様子を優先します。
設計は決めておくものであって、守るものではないと思っています。
決めておくのは、当日その場で判断しなくて済むようにするためなので。
延ばすかどうかを当日決められる状態にしておく。
そのために、九十分という基準だけ持っていく、という感じです。